2006年12月01日

もの創りに携わる人間として心に留めておきたいことがあります

物理学の量子の世界では「実験結果はその実験に携わる人間の影響を受けている」と言われています。実験をする人の意識が何らかの形で物質に影響を及ぼしているようです。あらゆる人工物には製作者の魂が入ると言っている物理学者もおられます

昔からものを作るときには心をこめて作りなさいとか、ものは大切に扱うと長持ちするなど、言われてきました。これも全て人間の意識が、ものに反映されているからだと思います。私は建築の世界に身を置く人間として、建物を造ることに携わる人は、すべてのものを大切に思う心を持ていなければいけないと思います。特に職人さんにはそれが必要だと思います。本来職人さんは建物に対して愛情を持っているはずです。

もの造りに対する思いを声に出すべきだと思い、職人さんたちに「おだやかな心」で木や材料に向い、心をこめて造ることの大切さの話をすると、職人さんたちも『そんな状態で仕事をしてゆきたい』と即返事が返ってきました。やはり職人さんも同じことを感じていました。

古くから日本では『八百万の神』といってあらゆるものには神や生命が宿ると伝えられてきました、土地や材料にも神や生命が宿りそれに対して感謝と尊敬の念を持って家造りをすることは『ここちよい空間』を作る上で一番重要なことだと思っています。

全く同じ設計で同じ材料を使っても、職人さんが心をおだやかにして造った家とそうでない家では見た目は同じ家でも、全く違った感じの家になります。心をおだやかにして造った家は、どことなく凛とした空間に仕上がります。このようなことはなんとなく気づいていても、証明することは難しく、あまり語られません。でもこれからは本気で語る時代になってきたと思います。そして、おだやかな心で造られた家はどこか違うと感じる人も増えてきていると思います。

私一人では何もできません。しかし家造りの責任者として、おだやかな心で家造りをしたい職人さん達と協力して家造りをしてゆきます。

そして、おだやかな心で造られた家で、ここちよく過ごすことを望んでいる方たちの家造りを、してい
きたいと思っています。

おだやかな心で家造りをすることは、私にとって一番大切なことです。

すべては人の心が創るのだから。
posted by endo at 02:44 | Comment(0) | アルジの日記
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